激流戦隊球磨川作戦報告書
<球磨川轟沈芥子蓮根作戦>
〜 轟沈!轟沈!轟沈! 〜
[1999年秋季大遠征]
序章
「日本3大急流」と呼ばれる3つの川がある。山形の最上川、静岡の富士川、熊本の球磨川がそうだ。
最上川は昔はどうだったか知らないが、いまは急流とはとてもとても呼びがたいほど緩やかな流れに変貌してしまった。
富士川はカヌーの国体コースにもなったくらいだが、とはいえそれほどの急流ともいえない。どちらかというと流れが嫌らしい、ということらしい。
残る球磨川は「球磨川48瀬」と言われるほど瀬が連続する、これはまさしく文字通りの急流といわれている。九州山地から流れ出、熊本と鹿児島の県境である人吉盆地を通り、八代湾で海へと続く。
1年前の初冬、出張で熊本に行ったとき、現地要員に球磨川を案内してもらった。その急流ぶり時折現われる激しい瀬を見て、おれは即座に決意した。
(ここを下ろう.....)
熊本のビジネスホテルのシングルルームに戻り、すぐにおれは隊員たちに電話をかけた。
「来年の秋は球磨川を下る。これは決定である」
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