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激流戦隊那珂川作戦報告書
<乱れもみじ散りチゲ鍋作戦>
〜 新人ドレイ登場! 〜
[1999年秋季遠征]
序章 〜 ドレイ制度とはなにか
激流戦隊は、いまを去ること3年ほど前(注.1997年9月)に3人の隊員と1人のおまけで発足した。このとき最重要規定事項として了承されたことがある。それは---
つぎに入隊を希望する者はドレイ扱いとする。ただし、独身女子にはこの規定は適用されず、入隊即正隊員として採用される。
である。
ドレイといっても、足に鎖を付け(検討した)重い荷物をひーひー言いながら運んだりするような、つまり、ちょっと古いがアメリカの名ドラマ「ルーツ」のクンタ・キンテのようなイメージを思い起こしてはならない。それは「奴隷」であって「ドレイ」ではない。
新入隊員は例外なくカヌーがヘタクソなはずである。正隊員たちは自分の時間を削って、新入隊員に操艇技術やキャンプ技術を教えてあげなければならない。場合によっては、彼の技術に見合うように、遠征先のグレードを落とさざるをえないことだってあるのだ。(あったか?)
そういうやつが、いきなり「激流戦隊の正隊員です」などと名乗るのはおこがましい。
よって、ドレイは、正隊員へのせめてものお返しとして、諸般の雑用を一手に引き受けるのがその役割である。ドレイ期間は不定期であり、隊長の気分で決まる。晴れて解放された者はようやく正隊員になることができる。
中には「ドレイ制度ぉ? なんて野蛮な。民主国家日本においてそんな暴挙が許されていいのか!?」などと、スルドイ疑問を感じる人もいるかもしれない。しかぁーし、古代アテネの民主主義と芸術も、華々しいローマ帝国のガレー船隊も、みーんなドレイの労働の上に成り立っていたのは歴史の語るところである。
結論。ドレイは必要。
---- というわけで、ここまでが前置き。長くてすまんのぉ。
初代ドレイは、現在事務局長を務めている田口解放ドレイである。98年秋にドレイとして入隊したことを考えると、まだドレイのままでも不思議ではないのだが、その働きぶりをかわれて、99年夏に事務局長に異例の昇進を遂げた。
夏以降、激流戦隊にはドレイ身分がいなかった。これでは何かと不便なのでそろそろ1人採用しようと思い、網を張っていた矢先、うかつな魚が一匹、その網にひっかかってくれた。
99年秋、隊長と同じ会社に勤めるニシモトが新人ドレイとして、激流戦隊に加わった。
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