6月7日の日曜日の朝7時ちょうどの上越新幹線「あさひ1号」は、僕とA君の二人を乗せて、するすると東京駅をすべりだした。残念ながらWさんは仕事で来られなかった。
その「じょんのび」ビールを一本飲んで、ちょうど正午に出発した。雪解け水が入っているのか、水量は多く流れはなかなか速いが、あの飛んでもない速さだった十勝川程ではない。上流に向かって漕いでみるとゆっくりながらも遡れるので安心する。水温も低いと聞いていたけれど、十勝川に比べれば余程暖かい。遠くに山が望む盆地を魚野川は適度な速さで流れていく。両岸には結構家が見えるので、あんまり川旅の情緒はないけれど、水質は良い方だ。50センチくらい下にある川底がちゃんと見える。雲が切れて、青空が広がってきた。
「ちょっと、休もうか」
翌朝、出発の準備を済ませてから、すぐ下の瀬を偵察した。それまで静かだった水面が急に落ち込んでいて、水の塊が岩の上を越えて砕け、その後は泡で真っ白である。そのちょっと下にもう一つ同じような瀬があって、なかなか迫力がある。波がかなり高い。流れの中に幾つか岩が見えるので、左から入って右に抜けようとルートを決めた。
[おわり]
第1次魚野川遠征 ツーリングデータ
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