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激流様式 〜 激流戦隊の川旅スタイル



 激流戦隊の川旅は大きく2つに分かれる。

 1つはクルマを使った 1泊2日の短距離漕行だ。だいたい、3〜4月、6月、11月あたりに出撃し、場所は那珂川、魚野川、ちょっと遠いけど気田川なんかである。1日に漕ぐ距離はだいたい10km強で、途中の河原で必ずキャンプする。クルマが使えるので、ダッチオーブンだのタープだのテーブルだのをまとめてカナディアンで運んでしまう。

 もう1つは、5月のGW、8月のお盆休み近辺、10月終わりあたりに出撃する、いわゆる「遠征」である。こちらについて少し詳しく解説しよう。

行 程  だいたいの場合、35〜45kmくらいの区間を2泊3日で下っている。途中泊は当然河原でキャンプとなる。この他に、前後の移動日が1日ずつあり、合計4泊5日となるケース(稀に車中泊+1日)が多い。
 もっとも、「せっかく遠くに来たんだべぇ」ということで、さらに1日をつけたし、夜の酒パドリングを組み入れることもある。四万十川では出撃前に高知市内に1泊し飲んだくれたり、米代川では遠征終了後、能代市、秋田市と立て続けに飲みまわったものだ。
交通手段  旅情がないので現地への移動にはクルマは使わない。ほんというと酒を飲みたいのでクルマは使わない。
 鉄道、飛行機が多い。以前は深夜バスや寝台車も使ったのだが、隊長兼CEOを筆頭に高齢化した隊員には体力的にきついので、最近では滅多に使わない。安いんだけどね。GWやお盆時期は飛行機は正規料金になってしまうので、そういう場合は我慢して鉄道を使う。それでも、往復で5万円くらいかかってしまうのが痛い。
 現地から川までは徒歩やらバスやらを使うのだが、それが難しい場合はレンタカーを利用する。出発前の荷物ピックアップや買いだしにも便利なので、最近ではよく利用している。ただし、借りるのはハイエースなどの業務車ばかりだ。1泊2日で1万円前後なので、人数が多い場合はお得だろう。なお、比較的栄えているはずの街なのにレンタカー営業所がない場所もあるので注意が必要。
荷物の配送  四万十川のように土地の施設で受け取ってくれる場合は例外。出発地点で宿を借りそこにあらかじめ送っておくのがいちばんラクである。北山川の「瀞ホテル」や錦川の「まつや旅館」などは、川へのアクセスも無茶苦茶よいし、宿の方の理解もあったのでお勧めだ。
 そうでない場合、自力で現地まで運ぶのは、これまた隊長兼CEOが高齢化を理由に嫌がる。そこで、我々は現地の宅配営業所に営業所留めで送ってしまう。こうした営業所は市街地から離れていることが多いので、レンタカーが必須である。(タクシーだと数台必要になってしまうので費用がレンタカーと変わりなくなるかも)
食事・酒  現地調達。

 自力料理することにこだわってはいないので、上陸地点に良さそうな料理屋とか、なおいいのは飲み屋があればすかさず直行する。もっとも、そういう場合は出発前と上陸後であることがほとんどなので、結局だいたいは河原で料理だ。
 最初期の遠征ではクーラーボックスがなかったので、ボンカレーだの乾パンだの、めちゃくちゃ貧しかった。最近では、野菜とかある程度日持ちのする生物を持って行く。ただし、肉・魚は痛みやすいので例外。せいぜいソーセージやベーコンだ。夜の主食はごはん(炊き込みご飯の素を使うと便利)、パン、パスタ、朝の主食はラーメンである。凝ったものは作らないが、2品くらいは作ってキャンプ生活にゆとりをもたせようとしている。

 つぎに酒だ。
 田舎の酒屋ではビール程度しか手に入らないと思ったほうがよい。したがって、ワインだのウィスキーだのはあらかじめ持参する。ただ、土地土地で銘酒が手に入る場合は、そちらを優先する。四万十川では栗焼酎「ダバダ火振」、球磨川では各種揃う球磨焼酎、錦川では清酒「五橋」「金冠黒松」あたりをお勧めしたい。
宿 泊  上陸後は必ず現地に宿泊し、宴会に出撃するのを常としている。キャンプでずっと顔を合わせてきた連中なので、最終日はプライバシーを保ちたい。そこで、ビジネスホテルのシングルルームをとることにしている。
河原での遊び  川旅といっても、だいたい9〜10時に出発し、1〜2時には上陸してしまう。そこからながーいキャンプ生活が待っているわけだが、時間をつぶすのがなかなかに難しい。そこで、主だった河原での遊び方を挙げてみる。
  • ひたすら飲酒。ただし、量にかぎりがあるのと行動に支障を来すのが問題。
  • 読書。あくまで軽い本じゃないと頭に入らない。ビール片手に読むパターンが多いのでそのせいかもしれないけれど。なお、夜、眠れないときもよいヒマつぶしの手段である。
  • 楽器。戦隊員の半数はウクレレを持っていく。昼間でも楽しいが、夜、焚火のときに盛り上がるために使う。けっこうな荷物にはなるのだが、他の装備を削ってでも持っていく必需品。
  • 釣り。4メートルくらいの延竿(3000円くらいで買える)を持っていく。釣れると嬉しいが、我々はあまり真面目にやらないので、あまり釣れたことがない。仕掛けを片付けるのも実は面倒に感じている。ただし、ほとんど荷物にならないので、1本くらい持っていくことを勧めたい。
  • 水泳。綺麗な川に限られるが、これは楽しい。
  • 電話。うーん、軟弱と言われそうだ。あまりにもあまりにもヒマになった場合、遠征に行けなかった隊員に電話してうらやましがらせるのに使う。酔っ払ってやるのが効果的。
  • 悪書。転覆隊の娯楽?として有名。しかし激流戦隊は皆純情なので、欲しいのだけれど恥ずかしくて買えない。決して枯れてしまったわけではないぞよ。なお、本や雑誌には載らない情報だが、四万十川の某酒店は悪書の取り揃えが異様に豊富だった。


だいたいこんなとこですかね、ハイ。
よい旅を。

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